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こんにちは。Ray’s&Companyのwebコンサルタントisoです。

前回に引き続き、SEO対策会社の見分け方 後編となります。

 

前回のおさらい


・地域名+SEO対策というようなキーワードで検索して上位表示されている会社から選ぶ

・料金には定額制と成果報酬型の2パターンある

・契約期間の縛りに注意する

 

さて、それでは後編の始まりです。

 

 

3、「はい、わかりました。」の2つ返事には要注意

私たちSEO対策業者は、クライアントからSEO対策の依頼があった場合、先ずはクライアントがSEO対策を依頼しようと思った背景にある、「真の目的」を考えるべきだと思います。

なぜ、SEO対策が必要なのか?何の為にSEO対策をするのか?

よく、「○○○○というキーワードでSEO対策をお願いします。」というご依頼があります。まあ、依頼内容がわかりやすくていいのですが、一旦それを置いといて・・・まず、クライアントが何を望んでいるのかを考えます。

そのキーワードでの検索結果で上位表示されることが、本当にクライアントサイトの利益に繋がるのか?

もしかしたら他のキーワードの方が、トラフィック(流入数)が増えていいんじゃないか?

そのキーワード、競合が多くて上位表示は困難だから他のキーワードに変えた方がいいんじゃないか?

そのキーワードで対象サイトが上位表示されたとしても、そもそも、そのキーワードはほとんど検索されていないし意味ないよ?

などなど、色んな可能性を考えます。

 

中でもよくあるのが、一番最後の、ほとんど検索されていないキーワードでのSEO対策のご依頼です。

私たちSEO業者は、当たり前のように、どのキーワードがどれぐらいの回数、検索されているのか調べることができます。ドヤ顔をしたいところですが、ごく当たり前にできるので遠慮しておきます。(これが出来ない業者さんは論外なので、ここで脱落です。)

一般的に、「Googleのキーワードプランナー」というものを使用する場合が多いと思います。

※誰でも無料で使用することができますが、関係者以外にはあまり知られていません。使い方と設定方法については、ネット上に沢山情報が出ていますのでググってみてください。

 

 

ほとんど検索されていないキーワードで対象サイトが上位表示されても、そもそも検索している人の数が少ないので、サイトへ訪問する人も、もちろん限られる。ということになります。

実店舗で例えると、田舎の、1時間に1本しか電車が来ないような駅前にお店を出すのか、都会の乗降客数が多い大きい駅前の一等地にお店を出すのか、というイメージです。

じゃあ、沢山検索されているキーワードがいいのか?というと一概にそうではありません。沢山検索されているということは、それだけビジネスチャンスも多いのでSEO対策をバリバリやっている競合他社がひしめき合い、我こそは!と上位表示を狙っています。そんな中で上位表示させるのは不可能ではありませんが至難の技で、現実的に得策ではありません。

では、「どうしたらええねん!!」ということになりますが、それを考えるのが私たちSEO対策会社のお仕事です。

クライアントのCV(目標達成)から逆算して毎月の流入数を試算、それに見合うキーワードでの競合調査、上位表示する可能性と予算を照らし合わせてコストパフォーマンスを考え、キーワードに合わせた魅力的なサイトのタイトルを決めていく。

というようなことをします。(実際はもっと色んなことをするんですよ笑)

 

といことで、SEO対策を依頼した時に、目的も聞かず「あざーっす!」みたいな会社はあまりオススメできません。

逆に時間をかけてきっちりヒアリングしてくれ、こちらが依頼したキーワードはもちろん、それ以外にもキーワードを提案してくれ、あなたの利益を優先して考えてくれるようなSEO対策会社は、信頼に値すると思います。

 

 

4、「絶対に上がりますよ!」はNG

これも実際にクライアントからよく聞く話です。

SEO対策会社から営業電話がかかってきて、「絶対に上がります!」と言われるそうです。

マジっすか・・・( ゚д゚)

 

SEOというものを少しでも知っている人はわかると思うのですが、SEO対策に絶対はありません。というか、絶対という言葉を使ってはいけないと思います。

自信が言葉に出てしまったのかもしれません。自信を持つのは素晴らしいことですし、いいと思います。

しかし、SEOにおいて、検索結果の順位を決めるのは、営業マンではなく、エンジニアでもなく、SEO業者でもなく、お金の力でもありません。(多分ね笑)

Googleなのです。

正確に言うと、Googleの中の人が決めているのではなく、Googleという検索エンジンのアルゴリズムが決めているのです。

そうです。世界中の検索結果をGoogleが手の平で転がしているのです。というぐらい言っても大げさではありません。(気になる人は世界の検索エンジンシェアを調べてみてください。)

 

SEO対策に、完璧なマニュアルはありません。これをすれば上位に表示しますよ〜ということをGoogleは発表していません。「これは、検索結果を決めるランキングの要因に影響があります。」という感じの微妙な事しか発表しません。

逆に、「これはアカンで!」というのはちゃんと発表されています。

そのような不確定要素が多いSEO対策に、「絶対」なんて言葉はNGというか、むしろ厳禁です。

 

「絶対に上がります!」と電話口で言われたら気をつけてください。私の経験では、そのような言葉を発するSEO業者さんは、定額制の場合が多いです。上がらなくても料金が発生します。上がらなくて、クレームの電話を入れると「退職しました。そんな事言うはずはない。前の担当者が何を言ったかは私は知らない。」と電話口でサラッと、冷凍庫を開けた時のような空気感で冷たく言われのが落ちです。

 

では、「絶対に上がる?いつ上がる?」と逆にクライアントから聞かれた時に、どのように答えるSEO業者さんがベストなのでしょうか・・・?

 

「絶対に上がる保証はできません。半年経っても1年経っても上がらないかもしれません。しかし、出来るだけ早く上げたいと考えていますし、上がるように対策をしていきます。お客様も一緒に頑張ってくださいね。」

というような返事が帰ってきたら、その業者さん、すごいと思います。

 

 

 

まとめ

・「地域名+SEO対策」というようなキーワードで検索して上位表示されている会社から選ぶ

・料金には定額制成果報酬型の2パターンある

契約期間の縛りに注意する

・2つ返事に注意。目的を考え、キーワードを提案してくれる会社がOK

・「絶対に上がります!」は絶対にNG

 

 

 

あとがき

SEO対策会社の選び方について色々と、ダラダラと書いてきましたが最後までお読みいただきありがとうございます。

私は実際にこの業界に携わってきて、クライアントから様々なご相談をいただきます。SEOに限らずIT業界では、まだまだ利益優先主義の営業バリバリ「よっしゃ!行ったれ〜!!」の会社が多数存在することは事実です。情報弱者と言うと語弊があるかもしれませんが、専門知識を持っていない人に対して、最初は親身に語りかけ、専門用語を並べてそれらしく効果があると言って信用させ、契約を結んだ途端に手の平を返す。というようなSEO業者に悔しい思いをしてきたという人が、まだまだ沢山いると思います。

私は業界関係者の端くれとして、この先悔しい思いをする方が少しでも減ることを願います。少しでもそんな方達のお役に立てれば幸いです。

 

(Ray’s&Company webコンサルタント iso)

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