
Googleは、2015年4月にモバイルフレンドリーアップデートというものを実施しました。「スマホサイトが無いホームページは検索結果の順位が下がりますよ〜」というものでした。
しかし結局は、そこまで大きな影響は無かったのでは?と私は思っていいます。
このアップデートが発表された当時、業界では大変な騒ぎになり、制作会社はこぞってクライアントへ「スマホサイトが必須ですよ!」と言い、スマホサイトの制作ラッシュがしばらく続きました。
恐らくその甲斐あって順位の大変動が無くなったのではないかと思います。
まんまとGoogleにしてやられた感じです。
そして昨年、2016年の11月にGoogleはモバイルファーストインデックス(通称:MFI)の導入を近い将来に実施すると発表しました。
これは、今までスマホやPCからの検索結果は、PCサイトの中身を見て順位に反映させていましたが、「これからは、スマホサイトの中身を見て検索順位を決めます。」という私たち業界人(ただのwebヲタク)にとっては強烈なニュースでした。
モバイル(スマホ)がファースト、PCがセカンド、ということです。
※余談ですが、MFIをという文字を見ると、私はいつもトムクルーズ主演の映画、「ミッションインポッシブル」を思い出します。劇中に出て来る、トムクルーズが所属する組織の名前が、「IMF」(インポッシブルミッションフォース)なのです。意味は全く違いますが、「MFI」と「IMF」似てますよね・・・?
今まで、サイトオーナーや制作会社は、PCサイトをメインとしてホームページを作ってきました。またSEO対策業者もPCサイトにSEOの施策を行ってきました。これがMFIが導入されると、全てスマホサイトに変わるのです。
まさにスマホサイトの大逆転勝利です。
で、いつ導入されるんですかい?と思いますよね。
2016年11月にMFI導入予定の発表があった時は、業界の専門家たちの間では、今後2〜3ヶ月以内で、遅くとも2017年の2月ごろには・・・と予想されていましたが大外れ。。。
未だ正式な導入時期は発表されていませんが、業界での有力説としては、2017年中には・・・とか、来年初めごろには・・・とか予想されています。
まあ、しかし、今回のMFIは、2年前のモバイルフレンドリーアップデートより大きな改革です。Googleが創業当初からずっと研究して創り上げてきたPCサイト基準でのランキングアルゴリズムを、スマホサイト基準に変えるというのですからGoogleにとっても並大抵のことではないでしょう。
モバイルフレンドリーアップデートですら、発表から導入まで約2ヶ月あったんです。このことを踏まえると、今回の大改革とも言えるMFIを導入する際にも、遅くとも2〜3ヶ月前には発表があると予想はできます。
世界中のランキングに大きな影響を及ぼす可能性があるのです。Googleとしても、なるべく混乱を避ける為に、サイトオーナーやwebマスターたちにある程度の猶予期間を与えるはずです。
いつ発表があっても慌てないように、早めに準備と対策をしておくことをおすすめします。
準備と対策と言っても色々とあるのですが・・・
手っ取り早い方法は、RWD(レスポンシブウェブデザイン)にリニューアルしてしまうことです。
すでにRWDの方は、なーんの心配もいりません。ラッキーな場合は、あなたのサイトの表示順位は上がるでしょう。今まであなたのサイトより上位表示されていたライバルサイトがMFIに対応しなかった場合、ライバルサイトの順位が下がります。
まとめ
・MFI=モバイルファーストインデックスのこと
・これからは、PCサイトではなく、スマホサイトで表示順位を決定する
・今のうちに準備を整えておく(RWDがベスト)
いかがでしたか?
スマートフォンの普及に伴い、2015年10月にモバイル検索の回数がPC検索の回数を上回ったとGoogleが発表しました。同年の4月にモバイルフレンドリーアップデートが導入されたその数ヶ月後のことです。その約1年後にMFIが発表されました。
それ以降もスマートフォンの普及は急速に進み、モバイル検索の割合も比例して伸びています。私の担当するクライアントサイトでも、多いところだとアクセスの80%以上がモバイルからという結果が出ております。
Googleは、ずっと前からからこうなることをわかっていて、着々と準備を進めていたんでしょうね。
もはや、Googleは巨大なIT企業というより、世界を支えるインフラのように感じるのは私だけでしょうか。
(Ray’s&Company webconsultant iso)