BLOG
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

1ヶ月ちょっと前ぐらいかな・・・

ある日突然、オーナーデザイナーのダニエルがオフィスに犬を連れてきた。

なんていう色って表現すればいいんだろう。

グレー?アッシュ?ベージュ?・・・

不思議な色だが、キレイで上品な色。目は黒目が小さく青い。

どことなく、海外のお嬢様のような雰囲気。

 

まだ小さく、と言っても、ミニチュアダックスの成犬ぐらいの大きさがあるので、何も疑問に感じることなく、ミニチュアダックスだと思っていた。

新しく連れてくるぐらいだから子犬なんだろうと思ったが大きさはそこそこあるので、少なくとも半年以上は経っているのかと思い、

「今、何歳?何ヶ月?」と聞くと、

「2ヶ月!」と言うではないか。

聞き間違えたのかと思うのもつかの間、

「成犬になったら、ゴールデンレトリバーくらいになるよ!」とのこと。

訳がわからなくなった私は、

「いやいや!ミニチュアダックスちゃうのん??」

と聞き直す。

「違うよ。珍しい犬種で、マイワラナーって言うんだよ。」

と・・・

びっくりした私はすぐにネットで調べてみた。

ミニチュアダックスとは大違い、れっきとした大型犬ではないか。

ポインターとかその辺の系列で狩猟犬らしく、成犬になると40kg程度、運動量も半端ないらしく、相当量の散歩が必要だそうだ。

 

兎にも角にも、オフィスには新しい仲間がやってきた。

成長が楽しみだが、すでにオフィスで大暴れ。

大型犬の片鱗が随所に現れ始めている。

2回目の注射も終わり、近頃は散歩にも行くようになったが、とにかく力が強いし、糞尿の量もスゴイ。。。

このまま大きくなって躾できないと危険だと思い、スタッフ全員で「京都警察犬学校」に一日集中訓練を受けにも行った。

ある程度、言うことを聞くようになったが、犬と向き合うのにかなりの時間を費やす必要がある。

 

個人的な話ですが、私は自宅で猫を2匹飼っています。

日々世話をしながら、この猫たちには自分しか居ないんだと思い接している。

今回、オフィスで犬の面倒を見ることになったが、改めて動物を飼うことの難しさ、厳しさ、責任、そして楽しさを感じるいい機会となった。

 

現在の日本では、殺処分される犬猫が年間に5万匹とか6万匹とかと聞く。

人間の身勝手な理由で捨てられた犬猫だ。

その反面、ペットショップでは常に子犬や子猫が高値で取引されている。

日本はペットに関しては後進国だそう。私も詳しくはないがたまに耳にする。

欧米ではペットを飼うのに、飼い主にも厳しい条件があるらしい。そもそもペットショップ自体が無い国もあるみたいで、

保健所などの施設にて、飼い主として認められたらペットを譲り受けることができるんだとか。

それに対して日本では、ペットショップでペットを飼おうと思えば、お金さえ払えば誰だってすぐに買える。

その場で衝動買いも簡単にできる。

しかし、保健所で犬や猫を引き取るとなると、それはそれは面倒くさい手続きが必要らしく、そりゃ飼い主も見つからへんやろ!となる。

 

単純に逆にすればいいんじゃないか?

ペットショップでは、面倒くさい手続きを必要にして、保健所ではある程度簡単にしてしまう。簡単にしてはダメか。

やはり保健所でもペットショップでも、手続きは面倒くさくした方がいい。

ペットを買える環境にあるかどうか、きちんと飼い主の調査もした方がいい。

一日に何時間家にいるか?経済的な余裕はあるか?飼育する環境はどんなのか?ペットに対する知識はあるのか?

などなど・・・

かくいう私もそこまで厳しくされると審査に通るかどうかわからないが、それなりの覚悟を持たないと飼えないということにすればいいと思う。

 

ちょっと長々と愚痴っぽくなってきたので、この辺で締めることにしますが、

とにかく私たちは、看板犬のモナにできる限りの愛情を注ぎたいと思う。

それがペットを飼うということの責任ですから。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加